AIによる塗り絵の生成

その他

昨日学習した化学の内容について質問しようと、Chat GPTを開いたところ、体裁が変わっていた。

ウィンドウの左上、「Chat GPT」の下に「Explore」と表示されている。好奇心で、クリックしてみた。

すると、面白そうなアプリがリストアップされており、どれも試してみたくなったが、中でも「Coloring Book Hero」というアプリが気になった。塗り絵を作成してくれるツールのようだ。

Coloring Book Heroを使ってみた

時々、子供向けの英語レッスンをお引き受けすることがあるので、その時に使おうと、塗り絵の作成を試してみることにした。AIの精度がどこまで向上しているのか知る良い機会でもある。

イグアナがリアルで怖かったが、何よりも一番右の絵は一体何を表しているのだろう。 ibege という聞きなれない英単語。もしかして、iceberg のことかと思いながら、すぐ下の解説を読んでみるとやはりそうだった。氷山の頂上付近が溶けだしているイラストはなかなか珍しい。近年の温暖化について反映されたイラストとなっているようだ。そして真ん中の絵は ice cream または ice cream coneとすべきところ、ice となっている。

とりあえず、ibege は完全に間違っているので、その部分だけ別の絵と入れ替えてもらうことにした。

左下の絵は一体!この世に存在しない気持ちの悪い生物が生成されている。しかも頭部にストローが。全体的にスペルミスもあるし、当初の要望も反映しておらず、生成のプロセスで不具合が発生しているようだ。イグアナのイラストがかわいくなっているところは評価したい(指摘したわけではないが)。しかし、左下のイラストがとにかく気持ち悪いので、何を生成したかったのか聞いてみることにした。

生成したイラストに関して AI が認識しているか定かではないが、ice の下に描かれている不思議な生物は iglooをこども向けにかわいく描いたつもりだったらしい。すでに右下に igloo らしきものは描かれていたが、異なる画風とはいえ、重複して生成していた認識はないようだ。

作成し直そうかと提案されたのでお願いしてみた。

真ん中のアイスクリームのイラストの下に ice cream と表記しようとして iceam になってしまったようだ。ice を表現するためにかわいいイラストも考えてくれたようだが、その結果さらに小さい子供を混乱させる絵になってしまっている。上にアイスクリームとおぼしきものがのっており、カップの部分を氷にすることで ice を表現したのだろうか。AI自体は ice cube のイラストを生成したと認識しているようである。

しかもそれぞれのイラストの上部のアルファベットは一体何を表現したかったのだろう。

AIによるイラストの生成過程

まさにユニークなイラストが出力されたというわけである。

まとめ

奇妙なイラストも出力されてしまったが、塗り絵の生成は、小さなお子さんのおられるご家庭や幼稚園、小学校などで重宝されるだろう。大人向けの塗り絵として繊細なデザインなどを出力させるのもおもしろいと思う。現時点では、教材として採用はできないが、動向を見守っていきたい。

参考サイト

ChatGPT
A conversational AI system that listens, learns, and challenges

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